フリートーク

最低賃金31円アップでどうにかなる問題じゃない

「日本の部長の年収はタイの部長より低い」という記事を先日読みました。
昨年の我が国の平均賃金は、OECD加盟36カ国のうちデータ集計されている34カ国の中で24位だそうです。(G7では当然のごとく最下位)

この記事で「賃金が上がらない6つの理由」として挙げていたのは、

・「終身雇用」制度の継続
・内部留保を優先する企業体質
・「労働者派遣法改正」による非正規雇用の拡大
・人口減少に伴う現役世代の減少
・30年続く「デフレ経済」
・輸入物価の上昇
(参考:現代ビジネスより)

厚労省の審議会が最低賃金の上げ幅の目安として「31円」を提示していますが、地域間格差の問題もあるし、中小・零細企業にとって賃上げは死活問題だったりもする…。
根本的な解決には程遠いですね。(減税した方が早いかも)

ていうか、賃金が上がらない理由が6つも出てくる時点でこの問題の根は深いですよね。

言ってしまえば「政府の無策が30年続いた結果」ということだと思うし、今さら企業に対して「給料上げて」とお願いする程度で解決するわけがない。
長期視点がなく、その場しのぎの財政政策や金融政策を繰り返してきた結果がこれ、ってことでしょう。

国としての成長戦略や人への投資をサボったツケが、いま回って来ているんですよね。

日本のように人口減少が加速していく国では、働き手1人1人が自らの能力を高めていくしかない。
他の先進国は「人への投資」や「社会人の学び直し」に力を入れているから収入も伸びている。

日本はお金がないからそれが出来ないんじゃなくて、使い方がおかしいからそっちに回っていないだけ。

とはいえ政治に期待するのは「ガーシーが改心して真面目に政治活動を始める」ぐらい無理筋なので 笑、民間が頑張るしかないんですよね。

せっせと内部留保を貯めこむ余裕があるなら、大企業が率先して技術革新や社員の教育に思い切った投資をするべきじゃないでしょうか。
下請けから搾取するだけじゃなく、設備投資に金を出して生産性を上げる努力も必要でしょう。

人を安い賃金で働かせることばかり考えないで、能力の高い人には相応の賃金を、能力が足りていない人には十分な教育機会を与えて、価値の高い商品やサービスを生み出し、高く売る。

安売り合戦ではもう、限界が見えていますよ。

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