世間の話題

渡辺裕之さんの訃報に触れて

昨日ドライブ中にカーTVで俳優・渡辺裕之さんの訃報を知り、驚きました。
「自宅で縊死(いし)いたしました」ということだったので、つまりは……ってこと、ですよね。

自ら命を絶つ理由って?

僕は個人的に彼のファンということではないし、人となりについても少ない情報しか持ち合わせていないので、彼の身に何があったのかは想像の域を出ません。

報道によれば、渡辺さんは神経の細やかな人柄で、気遣いの人、また、妻で女優の原日出子さんとは芸能界きってのおしどり夫婦として知られていましたね。

仕事も順調だったということですし、奥さんの反応から考えても自ら命を絶たなければならないような理由は思い当たりませんし、わかったところで「そんな理由で?」と思うだけかもしれない。

僕は生きることが辛くなったとしても思いつめて自死を選ぶようなタイプの人間ではないので、そういう人の気持ちを理解することなど到底できませんが、ただただ「残念なことだな…」という思いはいつも残ります。

意外に多い自殺者

私事ですが、この10数年の間に、多少なりとも親交のあった知人のうち4名もの方が自死しました。

動機として思い当たるのは、4名中3名の方が「経済的に破綻して生きる希望を失った」ということだったと理解していますが、残る1名については全く理由が見当たらず、なぜ死を選んでしまったのか今だにわかりません。

まだ30代後半ぐらいで、性格は明るく子煩悩な、良きお父さんという感じの方でした。
僕自身は社交的でも明るいタイプでもないし、特別に子供を可愛がる人でもないので、彼のような人になれるものならなりたいと思っていたほどです。

それだけに、「なぜ?どうして?」と思うと同時に、友人の一人として自分に何かできることはなかったのかと、情けない気持ちにもなります。

自殺を踏みとどまらせるものって?

死にたいほどの悩みがあるなら、一人で抱え込まないで誰かに相談して—というような言い回しがありますが、他人に相談できる気力(余裕?)があるくらいなら行動に移さないんじゃないかと思うんですよね。
あくまでも「発作的」「刹那的」な判断なんだろうから。

例えば渡辺さんのように神経の細かい人、あるいは完璧主義者で、自分の欠点がどうしても許せなかったり、己の存在価値を見失ったりした時に、人は言いようのない絶望感に苛まれるのかもしれない。

だけど、欠点のない完璧な人間など一人も存在しないし、何より生きている限り多くの人と繋がり、関係し合っているのだから、自分勝手に幕を引いちゃいけないよね。何があろうと。

こういう件に触れるといつも思うのは、生きたいのに生きられない人がごまんといるのに、そういう人たちに対して申し訳ないと思わないのかな、っていう…。

もっとも、繰り返しになるがそんな気持ちの余裕があるならそういうことにはならないよね、ってことだけど。

結局、僕のようなちゃらんぽらんに生きている人間には、本当のところで彼らの苦悩など計り知れないし、自殺を踏みとどまらせるための妙案も浮かびません。

ただただ・・・残念です。

渡辺裕之さんのご冥福をお祈りします。   合掌

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