こんにちは、ステージ活動をしていた頃、ギターや歌の練習は手抜きなのに曲間のトークでウケそうなネタを考える時間だけはチョー真剣だったキタムラフユトです。
(笑いを取るのは結構ムズい)(そんなことより歌の練習をしろ)
先日、NHK+(プラス)で藤井フミヤさんの番組を見たのですが、チェッカーズ時代の過去の映像を見て思った事を書きます。
チェッカーズはアイドルだった
チェッカーズが一斉を風靡したのは確か、80年代の中頃だったと思います。
デビュー曲の「ギザギザハートの子守唄」に始まり、「涙のリクエスト」「星屑のステージ」「ジュリアに傷心」など出す曲出す曲が軒並み大ヒット。
印象的なファッションやヘアスタイルなども若者を中心に爆発的に受けて、彼らをテレビで見ない日はないぐらいでした。
時代はまさにバブルに向かって一直線のアゲアゲ状態の時でしたから、一度火がついたらもう誰にも止められない って感じでしたかね。
チェッカーズの音楽性
チェッカーズに関しては売り出し方が「アイドル路線」だったこともあって、音楽性については正直あまり注目していませんでした。
見た目は元気でかっこいいし、フミヤくんのボーカルもイケていたのですが、当時25、6歳だった僕には「よし、自分もカラオケで歌ってみよう!」とはならなかったんですね。苦笑
バンド演奏に関しては、何と言っても藤井尚之(弟くん)のサックスが目立っていたし、ドラムが上手いという印象だけはあったのですが、その他のギター、ベースについては特になんとも思っていませんでした。
当時の映像を見てハッとなった件
で、ここからやっと本題に入るのですがw、NHKの番組で当時のチェッカーズの演奏風景が流れた時・・・
「このベース、上手っ!」
ってなったんですよね。
ベースを弾いていたメンバーの名前も知らなかったので、さっき調べましたよわざわざ。笑
大土井裕二(おおどい ゆうじ)さんていうんですね。
Wiki情報によれば、
「チェッカーズ結成前は、バンド・シークレッツのベース。チェッカーズ加入当時は、自分で組むバンドまでのつなぎという条件でベースを引き受けた。通称「ユウジ」、ファンからは「裕(ゆう)ちゃん」と呼ばれる」
だそうです。(“ゆうちゃん”だったのね)
そんな情報はともかくw、ゆうちゃんのベースっていうのはリズム取りは完璧だしメロディアスだし、アイドルバンドのそれじゃないなこりゃ、と、感心しきりだったわけですよ。
僕なりの「良いバンド」の定義っていうのは、第一にボーカルがちゃんとしている、第二にリズム隊が安定しているっていうのがあって、チェッカーズに関してはリーダー・武内くんのギターはほぼ目立たないけれども(失礼)、良いバンドの条件は満たしているわけで、完全にナメてましたゴメン!って感じでした。
出がアイドルだからといって…
バカにしちゃイカンよ君、ってことですね。
彼らの当時の楽曲を振り返ると、芹澤廣明氏(作曲)& 売野雅勇氏(作詞)コンビの作品はどれも素晴らしいし、バンドとしての力量も確かだったことが改めてわかって、チャラいグループのような捉え方をしていた自分を大いに恥じました。
チェッカーズは素晴らしいバンドです!