ネットビジネス

Web3.0、DAO、NFT、メタバース…時代の変わり目に際して

Web3.0、DAO、NFT、メタバース…

最近よく目にするようになったこれらのワードの意味を、あなたは理解していますか?
かくいう僕は・・・まだ6割から7割、といったところです。

今すぐに全てを理解する必要はないけれど、近い将来確実に一般化するものではあるので、おおまかな概要ぐらいはおさえておいたほうがよさそうです。

Web3ってことは、1と2があったってことだよね?

IT革命以降、ネットの世界って大体15年ぐらいで転換期を迎えているようですね。
それでいくと、Web1.0の始まりが1990年代半ばぐらい? もちょっと前か。

Windows95が華々しくデビューしたあたりからは、パソコンが家電の必須アイテムみたいに普及し始めました。
僕は仕事柄(印刷関係)Macしか触っていなかったので、Windowsとはなかなか縁がなかったですけど。

その当時はまだサーバーの容量も限られていたので、企業(や個人)のホームページを開いてテキストを読むだけっていう世界で、大きい画像とか載せちゃってるとデータが重くてページ自体がなかなか開かない問題が多発していました。笑
のちにWebで動画まで見られる時代が来るなんて、90年代はまだ想像もしていませんでしたね。

90年代の終わりに携帯の「iモード」が出現してからは携帯電話が一気に必須アイテム化していきますが、個人でメールのやりとりはあっても、Web上の情報(コンテンツ)はまだ、閲覧するだけのものであったと思います。

僕は生意気にもブログを書き始めたのは早い方だったと思うのですが、多くの人に読んでほしいと言うよりは、暇だったのでただ文章を書きたくて書いていた感じです。苦笑
世の中には一般人でも面白い文章を書ける人がたくさんいることを知って、彼らに触発されたんですかね。

そして2008年、iPhoneの日本上陸によってWeb2.0の時代が幕を開けます。
スマホの登場はまさに画期的な事件でした。

実はその2年ぐらい前に、どこかの情報を聞きかじって、娘に
「携帯って、もう2、3年すると全く違うものに進化するらしいよ」
と言ったのを覚えています。(内容は全く知らんかったけどね 汗)

娘には「は?」の一言で軽く流されましたが笑、我が家で最初にiPhoneを買ったのは娘でした。
ある時イベントで歌っているところの動画を撮ってくれと言われてスマホを渡されたのですが、「スワイプ」がわからずタップタップ・・・ばっかりでカメラアプリを開くことさえできず、動画を撮り逃してがっかりされたことも…。(先に教えとけ!)

のちに自分もiPhoneを買うことになりますが、スマホは未だに苦手ですね。
文字をスラスラ打てなくてイライラしちゃうんであれ。(PCに馴染んだおっさんあるある)

Web2.0の特徴は、何と言ってもSNSの普及ですよね。
それまでは一方的にWebの情報を見るだけだったのが、個々人が自分も発信する側になって、なおかつ互いの情報を交換したり広め合ったりすることが当たり前になった。

この時流に乗って巨大化したのが、いわゆるGAFAMと称されるメガテック企業群ですね。
2022年現在、このGoogle、Apple、Facebook(現Meta)、Amazon、Microsoftの5社によって世界が支配されている—と言っても過言ではないかも。

情報発信も物販も、今や彼らの手の内で踊らされているようなもので、Webで何かしらの価値を生み出そうとするたびに上前をはねられている状態? ってことになるんですかね。

そういった支配体制に対するアンチテーゼとして生まれたかどうかは定かでありませんが、「ブロックチェーン」という画期的な技術革新(発明)をきっかけに、新時代に突入しつつあるのがWeb3.0というわけですね。

一言で言うと、「中央集権から自律分散への転換」という、少々難しい話です。苦笑
親分が管理する時代から、親分いなくても出来んじゃね?の時代へ—。

Web3.0ではどんな世界が待っているの?

さあ、ここからが問題ですね。笑
DAO?、NFT?・・・なんやねんそれ! ってことですよね。

日本でももう4、5年前から動き出している話なのですが、僕自身、ブロックチェーンやNFTを知るのは昨年の頭ぐらい?かな。

NFTはNon-Fungible Tokenの頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「非代替性トークン」のこと。
非代替性というと「唯一無二な、世界で1つだけのもの」というイメージですが、最近まで誤解していたのは、例えばわかりやすいところで、画像なんかはいくらでもコピー出来て誰でも取り込んで使うことが可能です。
その画像は「世界で1つじゃない」ってことになりますよね。
ただ、これまではその画像の元々の所有者を特定することはできませんでした

NFTというのは、その画像の「所有権を証明するもの」と考えるとわかりやすいかも。

みんな同じものを持ってはいるけど、唯一の「所有権」を「証明する技術」ということですね。
しかもその「しるし(ハンコ)」を誰もが確認出来て、公平な立場で管理し合えるようにしたのがブロックチェーン技術の画期的なところでした。

特定の管理者(親分)がいなくても回るんですね。不思議だけど 笑。
1個1個の取引がチェーンでつながっていてデータが共有されているので、改ざんがあってもすぐにバレる仕組みなんだとか。

例えば、今ここに大谷翔平選手の特別な画像が一枚あります、と。
今まではこの画像(ネットに出回っている画像)を、誰でも勝手にコピーして使うことが黙認されてきましたが、「この画像は私の所有物です」という証明書(ハンコ)をつけることによって、そしてその証明書を誰でも見ることができることで、勝手にコピーしてもその人のものじゃないことがわかるようになった、という話です。

今や画像に限らずいろんなものがNFTとして売り出され始めています。
アート作品や音楽に限らず、ライブチケットや「鍵」など、替えのきかない自分だけのものに「しるし(ハンコ)」をつけることが可能になったよー、と。

それらはいらなくなれば転売もできるけど、ブロックチェーン技術によって転売の履歴も全て残り、しかも転売されるたびに大元の所有者に何%か還元されるような仕組みも可能になったよ、と。
これはアーティストさんたちには特に朗報でしょうね。



今までは作品作って売ったらそれでしまい、だったのが、NFTで売りに出したら、買った人が転売するたびに製作者にもお金が入るし、初めは10万円だった作品が転売を経てうん千万円に化ける可能性だってある。
転売目的じゃなく、作品を持っておきたくて買う人も多いのかもしれませんが、画像作品であっても「世界に一つ」というハンコがあるだけで希少価値が高いことは容易に想像がつきますよね。

ちなみに、NFTの売買は主に仮想通貨(暗号資産)を使って行いますが、それこそまだまだ一般化していないので説明は省きます。(現在代表的なのはイーサリアムという通貨です)

DAOに行く前にメタバース(仮想空間)も押さえておかなきゃですね。
Web3.0の主戦場というか主要デバイスは、どうやらメタバースになりそうなんですよね。
今はまだ全然実感がわきませんけど。汗

Web1.0がパソコン、Web2.0はスマホが主役でした。
同じWeb空間でも、テキスト主体の平面(2D)から画像や動画も楽しむ平面に変わり、ここからはさらに3Dのメタバース空間が主役に躍り出るわけです。

現実世界があって、オンラインの世界があって、そこに3つ目の地球ともいうべきメタバースの世界が生まれる、といった感じでしょうか。
というか既に、大企業なんかがメタバースの土地を我れ先に確保しようと奔走しているのが実際のようです。

ゲームやSF映画の世界みたいでイメージしづらいですが、数年後には我々も実際に目にすることになる世界だと思ってください。

どうやってその世界に入るの? はい、VR用のゴーグルを装着、ですね。
今はまだゴツいけど笑、そのうちグラサンぐらい軽いやつが出来てくるんでしょうね。

そこに入ってなにすんの? はい、なんでもやります。笑
今度は情報交換だけじゃないです。仮想通貨を使って価値の交換ができます。
自分のアバターがメタバース空間に入って、物を作ったり売ったり買ったり、見たり聴いたり遊んだり…、なんでも出来ちゃうんです。(本当かなぁ…笑)←まだ実感がない奴

そこでは無数のDAO(自律分散型組織)が生まれます。(はい出たー)
現実世界で言ったら主に「会社」ですね。社長がいて社員がいる。
DAOも会社のようなものですが、大きく違うのは「社長(リーダー)」がいないんです。

どういうことでしょう?

現実世界の会社は社員を固定給で働かせて余った利益は社長が独り占めしますが笑(んなことないけど)、DAOは集まったみんなが協力して価値を生み出して、得られた利益は公平に分配するので、社長の悪口とかは皆無です。笑
だって、社長というものが存在しないから。

(出典:www.saltad.co.jp)

会社と言うよりも1個1個の「プロジェクト」と考えたほうがわかりやすいでしょうか。
誰かが「こういうことをやりたいんだけど」と呼びかけ、賛同したメンバーが集まってプロジェクトに取り組み、得た報酬とか権利を公平に分けて解散、みたいな?
(こういうやり方をスマートコントラクトって言うんだって)

つまり、自律分散型組織(DAO)というのは中央集権型組織の対極にあって、トップを置かないことで搾取がなく、仮想空間なので国や中央銀行の管理外であり、個人の所有権もNFTで守られているのでGAFAMの支配とも無縁、ということ。

いいことづくめじゃないの。ねぇ。

いやいや、ちょっと待ってくださいよ。
ぶっ飛んだ話ばっかりで全然ついていけてないんですよ、おじさんは。
スマホも満足にいじれないのに、メタバース? 仮想通貨?
やめてよ、怖いよぉ…

今はまだその時じゃない気がする

いきなりですが、Midjourney(ミッドジャーニー)っていうサービスを知ってますか?
別に知らなくていいんですけど。(どないやねん!)

絵が全く描けない人でも、描きたい絵の題材、イメージなんかを細かく指示してやれば、AIが勝手に絵を描いてくれるサービスが今、日本でもちょっとしたブームになりつつあるんです。

(AIに描かせた絵の一例)

アメリカのデジタルアートのコンテストでAIが描いたアートが1位を取ったというニュースがありました。
それってズルじゃね?とモノホンの作家さんが異議を唱えて物議を醸したわけですが、そんな議論も数年後にはされなくなるのかもしれません。

通信技術もAIの精度も日進月歩なので、今日理解できないことでも数年後には一般常識に変わっているというのが、どうやら世の常のようです。(パソコンやスマホの登場の時もそうだったように)

Web3.0時代はまだ始まったばかりで、法整備が追いついていない問題とか、先行利益を求める投機筋の殺到などもあって不安定要素も含んでいると思います。

うちの娘なんかは「早く稼ぎたい」ということで、今盛んになっている暗号資産やそれこそNFT関連のブログを頑張っているようで、すでに報酬も出始めているとか。

僕も試しに一番安い画像のNFTを買ってみようと思ってコインチェックという取引所のアカウントを作ろうとしたら、娘が僕の電話番号で一度アカウントを作っていたらしく、同じ番号では入れなくて断念しました。(バカー)

ま、それはいいんですけど笑、
この間、いろいろ情報を見て回る中で、Web2.0の終盤に差し掛かっているという現実と、自分の立ち位置ってこれでいいんだっけ?という問いかけに時間を取られていました。

結論としては、自分はまだWeb2.0で何も成し遂げていないし、このフェーズでもやれることはまだまだあるので、Web3.0については「様子見」程度にしておこう、というところに落ち着いた次第です。

僕がブログに書けそうなことなんてすでに何百人というブロガーさんが書いているはずですが、そんなことを気にしていたら何も書けなくなっちゃいます。
僕は僕なりの視点で、書けそうなネタで書いていくだけです。

時代遅れと思われようが構いません。笑

新しい世界は魅力がありますが、今はまだその時(参入する時)じゃない気がしている、というお話でした。

ついでの話で恐縮ですが、
2045年の設定でメタバース(VRワールド)に生きる人々を描いたスピルバーグ監督によるSF映画「レディ・プレイヤー1」(2018年)を観てみました。(400円払って 笑)

ちょっと長いけど、かなり面白かったです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です